うなぎの千草

カテゴリー │その他

うなぎの千草」(浜松市北区三ヶ日町)の改装工事で、
左官工事を施工させていただきました。

とってもおしゃれでしょ?指輪キラキラ

設計は「ヒロ設計室」さん。
住宅と店舗の設計を多く手掛けており、
新浜松駅高架下の「べんがら横丁」や、焼肉の「牛角」などは
ヒロ設計室さんのお仕事です。

スタッフブログは↓
http://hirosan.hamazo.tv/
http://kao55.hamazo.tv/


外壁はジョリパットにワラスサを配合しました。



ライトアップした外観です。


トイレは櫛引で左官仕上げを行いました。


うなぎもとてもおいしく有名なお店です。
もし立ち寄ったときは、左官壁も要チェック!人差し指




 

オープンハウスwith光る泥だんご

カテゴリー │光る泥だんご

6月20日(日)、「入野渥美建築」さんのオープンハウスの
お手伝いに参加いたしました家


私は「左官屋さんの光る泥だんご」担当です。
お子さんが真剣かつ楽しく泥だんご磨いている姿は、
いつ見ても微笑ましいですねニコニコ

お母さんもお子さん以上に(?)真剣に磨きましたびっくり

この現場で左官工事を施工させていた箇所を紹介します。

LDKの珪藻土仕上げです。壁,天井を塗りました。


和室の砂壁仕上げです。


完成した「桜壁花」です。
オリジナルの色で配合した聚楽壁の背景に、
漆喰で作った桜の花びらを埋め込んでいます。


お子さんの足跡が記念になりますね。

この家は、施工した各職人さん達のこだわりや思いがたくさん詰まった
とてもすばらしい家です。
こんな家に住むことの出来るお施主様はとても幸せだと思いましたおすまし



 

さかん君

カテゴリー │■左官【その他】

日本左官業組合連合会(略して「日左連」)の
イメージキャラクターが登場しました。


名前は「さかん君

ゆるキャラですね~パンダ

頭から芽が息吹いていますので、エコや自然素材を想像させますね。
また、顔はなんとなくコロスケに似ているような??
赤いつなぎの洋服も特徴です。
そして、コテとコテ板を持って何だか楽しそうですニコニコ


ストラップもあります。


ボールペンにも登場!


実はボールペンの銀色タブを引っ張ると・・・、


なんと紙が出てきますびっくり
左官とエコの話が書いてあります。


さかん君 みなさん覚えてくださいね~筆



 

グラデーションの壁

カテゴリー │外壁

先日、美容院さんの外壁の塗り壁を行いました。
右側に見える柱の部分です。


仕上げ材料は「ジョリパット」です。
それをグラデーションで色を変えて仕上げています。

実はこのグラデーション、
このように目地無しで行う場合は案外難しいです。
注意点としては、
・色が変わるところでそれぞれが同じ高さ(塗り厚)になるように塗ること
・直線を見せるために、色が混じらないようにすること
・模様もそろえること

などなどとても神経を使います。

コーナーも綺麗に仕上がりましたキラキラ


オリジナルのデザインが自由自在。
これが左官の魅力ですおすまし





 

塗り壁体験会 第34回

カテゴリー │塗り壁体験会

先日、弊社恒例の「第34回塗り壁体験会」を開催いたしました。

今回は4組のご参加でした。
全員がこれから塗り壁を自分で塗る計画がおありとのことびっくり
積極的な方ばかりでしたので、
みなさんとても真剣な体験会になりました。


いつものように、「」や「鏝板」の持ち方や、
材料の「鏝返し」の練習です鉛筆


プラスターボードのジョイントをパテ処理する説明です。
みなさん分かりましたでしょうか?


今回は、事前に「珪藻土」「漆喰」「ダイアトーマス」を塗りたいという
ご要望をいただきましたので、すべてみなさんに塗っていただきました。

ペタペタ感」,「匂い」「風合い」「塗りやすさ
などすべて材料によって異なります。
これは一度触れてみないと分からないですので、
貴重な体験になったのではないでしょうか?

次回は、7/18(日)午前9:30~11:30です。
左官、塗り壁、自然素材、DIYに興味のある方は
ご参加お待ちしておりますおすまし



 

桜壁

カテゴリー │漆喰


漆喰で作った桜の花びらを埋め込んだ壁を施工しました。
そのまんまですが、「桜壁花」と呼ぶことにします。


お施主さんのお子様が「」にちなんだ
名前ということで、桜をイメージした壁を広縁の一部の木枠内に
塗って欲しいと言う依頼でした。


お施主さんも塗ってみたいということで
一緒に作業することにしました。
初めてということでしたが、
コテ返しがすぐにでき、上手に塗られましたびっくり


そして、塗った壁が乾く前に、
漆喰で作った桜の花びらを埋め込みます。
こちらもお施主さんに手伝っていただきました。
どうやら私の出番はとても少なかったようです・・・おすまし


最後に、お子さん2人の「あしあと足あと」を
つけて完成キラキラ
半分無理矢理!?でしたのでお子様は泣いてしまいましたが涙
きっと大きくなったら記念になると思います。


お施主様の喜んでくれた笑顔が印象的でしたおすまし

こちらの現場は、6月19,20日の土日の2日間、
オープンハウス」を開催いたします。

今ではめずらしくなった総入母屋の純和風の家で、
左官以外にも見所が満載です家

日曜日には「左官屋さんの光る泥だんご」作りで
私も常駐しています。
ぜひ、興味のある方はお立ち寄り下さいませパー

詳細はこちらでも紹介していますよ↓
http://www.hitoken.com/sumaischool.html#201006




 

日左連青年部定期総会福岡大会6

カテゴリー │講習会

日左連青年部定期総会福岡大会シリーズのラストになります。
総会の後には「懇親会」があります。

どのような風景なのかなかなか一般の方が知ることができませんので、
少し紹介します。。

福岡県左官組合青年部のみなさんが出迎えてくれます。
」のポロシャツがかっこいいニコニコ


各県ごとの円卓にてお酒と食事が入ります。
とても大きな会場ですが、それに負けない熱気ですパンチ


最後に来年の開催県の紹介です。
来年は「山形県」だそうです電車


この総会に参加しての感想ですが、
今年はブースを出した出展企業が多く、
また、その中でも漆喰やシラス壁などの
自然素材の材料が多かったような気がしました。
時代、流行を反映しているのだと思います。

それから、カリスマ左官による実演や挟土秀平氏の講演会など、
一般の方でも楽しめるような内容でした。
普遍性があってとても分かりやすかったような気がしますおすまし






 

日左連青年部定期総会福岡大会5

カテゴリー │講習会

日左連青年部定期総会シリーズもあともう少しです。

総会後に、記念講演がありました。
講師は、左技士「挟土秀平」さんで、
自由な左官」と題して講演されました。
(それこそ、本日NHKラジオで出演された方ですおすまし


内容は、
これまでの業績をスライドを交えて紹介していきながら、
彼自身の左官の考え方を話していきました。

その中で興味深かったことは、
左官は塗り壁だけでなく、「湿式の象徴」だということ。
つまり石積みをすること、タイルを貼ること、
木を植えること、植物を育てること、庭を造ることなど・・・、
水に関わることははすべて「左官」と考えてもよいのではないか?
湿式の工事はすべてひっくるめて「総合左官業」と呼んでもよいのではないか?
ということでした。

また、近年メディアが左官業界に注目したのは、
施工方法、考え方、表現方法、が各地方によって異なり、
そこにはまるで一国一城の武将のような、
にとんでもない左官名人がいて、
情報交換もせず、戦国乱世のような感じがおもしろかったのでは
ということでした。
つまり、その他の建設業種は全国統一のやり方になっているにも
かかわらず、そうなっていないのは左官だけだということです。

従ってこれからも左官は、各地方で土も砂も水も異なるため、
それぞれの風土に合った施工方法を独自に考えていくことが
大切なのではないかと言うことをおっしゃっていました。

挟土さんの講演はメッセージ性があり、
分かりやすく端的なフレーズが魅力です。
これからの左官業界をさらに引っ張っていく方であることは
誰もが疑う余地はないのではないでしょうか?





 

ラジオ出演 ~挟土秀平~

カテゴリー

NHKのラジオ第1放送で本日、6月9日(水)午前10:05から
左官職人の「挟土秀平」さんが出演されるそうです。



左官の可能性をどんな感じでお話しされるのか楽しみです。

あと1時間を切っていますが、興味のある方はぜひ汗




 

日左連青年部定期総会福岡大会4

カテゴリー │講習会

企業展のブースです。
十数社の左官材料、左官道具メーカーが競って
工夫を凝らして出展しておりました。

その中で、気になったのを1.2個紹介します。



漆喰を高圧で固めたものだそうです。
タイルと磨き仕上げの中間の風合いです。
いろいろなデザインがあり素敵でした。
2007ものづくり日本大賞内閣総理大臣賞受賞賞品だそうですおすまし
<田川産業(株) >


↓は富士川建材さんの住宅の外壁の仕上げまでの工法模型です。
非常に分かりやすいので掲載します。

ラスモルタルノンクラック工法
1.合板下地
2.耐アルカリ性透湿防水シート(モルタルラミテクト)
3.Wラス
4.ラスモル1回目
5.ラスモル2回目+アリスグラスファイバーネット全面伏せ込み
6.仕上げ


ラスモルタルノンクラック通気工法
1.合板下地
2.透湿防水シート(普通のサイディング用)
3.縦胴縁<木>
4.補助胴縁<プラスチック>(縦胴縁のピッチが細かければ不必要)
5.通気シート付きラス
6.ラスモルⅡ1回目
7.ラスモルⅡ2回目+アリスグラスファイバーネット全面伏せ込み
8.仕上げ

住宅の外壁は仕上がってしまうと内部の詳細を知ることができませんが、
亀裂が入らないような配慮や、
通気の検討などがしっかりと施されていますあしあと黒












 

日左連青年部定期総会福岡大会3

カテゴリー │講習会

その他、「体験コーナー」や「展示ブース」、「企業ブース」など
出展されていましたので、ランダムに紹介します。


まずはやっぱり「光る泥だんご」ですキラキラ


こんな一輪挿しの光る泥だんごもありましたニコニコ


これは、タイルの上にくまさんの形で洗出し仕上げをしてあります。
とってもかわいいパンダ


<塗り壁展示1> 洗出し目地と掻き落としのコラボ


<塗り壁展示2> デザインされた洗出し


<塗り壁展示3>  一松模様の掻き落とし?

いろいろ左官のアイデア満載でした指輪キラキラ




 

日左連青年部定期総会福岡大会2

カテゴリー │講習会

総会の別会場では、
カリスマ左官「荒木富士男<(株)富士工舎>」さんによる
塗り壁の実演がありました。

荒木さんは、ものづくり日本大賞(内閣総理大臣賞)受賞者で
福岡で活躍されている左官職人です。


これは、版築風の壁です。



これは、壁の洗出しです。

とても精度の高い仕上げですびっくり




 

日左連青年部定期総会福岡大会1

カテゴリー │講習会

昨日(6月4日)、「日左連青年部定期総会」が北九州市の
北九州国際会議場で開催されました。

  

・・・っていっても左官業界以外の方は、
なんのことか分からないと想いますので、
少し解説しますね。

鉛筆日左連青年部定期総会」とは、

・「日左連(にっされん)」・・・「(社)日本左官業組合連合会」のこと
・「青年部」・・・「親組合」と「青年部」と分かれており、
         青年部は名前のとおり比較的若い年代で、
         (といっても20~50歳代)年齢制限は各県によって異なる。
         また、親組合と青年部の両方参加している人もいる。
         現在、33都道府県に青年部がある。
・「定期総会」・・・年に一回、全国のどこかで定期総会を行っている。
          その内容は、事業報告や決算承認、事業計画、予算、
          役員改選、記念講演など。

というものです。

今年は、全国から約300名もの青年部の左官職人が集まり、
様々な催しを開催いたしました。

テーマは「左官deエコクローバー


とても素晴らしい内容でしたので、
何回かに分けて紹介しますおすまし


       




 

昔の繊維壁

カテゴリー

掛川市にある大正時代の建物を見学する機会がありました。

和室の仕上げには、「杉皮(桧皮)の繊維壁」が塗ってありました。

皮そのものの色がとても綺麗ですキラキラ




今でいう、繊維壁(せんいかべ)とは、

のような、キラキラ、ふさふさのカラフルなイメージのもので、
素材は、パルプ、木粉、ワラ、バーミキュライト、パーライト、雲母などを
樹脂で固めています。

しかし「昔の繊維壁」は、このような杉皮や桧皮を細かく切ったものを、
膠(にかわ)」で固めています。


ちなみに、今の繊維壁は樹脂の経年劣化で
20年くらい経つとポロポロ落ちてくるものが多いのですが、
」は半永久で固まっていますので、
大正時代に塗られたものですが、
今でもがっちりと固まっています。


昔の左官屋さんは手の凝った仕事をしていたんですねおすまし





 

三和土のアプローチ

カテゴリー │三和土

住宅のアプローチ工事で「三和土(たたき)」を行いました。



材料は「消石灰」「サバ土」「にがり」に少々の「セメント」を使用しました。
本来、三和土にはセメントは使用しませんが、
外部であるということで初期強度を出すために混入いたしました。


型を入れた中に、練り上がったパサパサの材料を入れ均してきます。


本来は手で叩くのですが、プレートランマを使用しました。
文明の利器にはあまり頼りたくないのですが・・・。

最後に、スポンジで拭き取り仕上を行いました。


完成写真がないので、又撮影してきますひみつ