左官技能検定試験

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本日、左官技能検定試験(実技)がありました。



毎年1回、静岡市で試験を行います。


試験会場はこんな感じです。
私も参加しているので試験中の写真を撮れませんでしたが、
実際はすごい熱気です。


お昼休みに鏝のサビを落とすためにヤスリでこすっておきます。


これは私の作品です。
・・・少し寸法を間違えてしまったので自己採点では控えめに65点というところでしょうか!?
最終的には寸法、矩(直角など)見た目などを細かくチェックしますが、
作業順序、正しい鏝を使用しているかなどなどいろんなところを検査員が見ます。


実は、塗装作業も試験に含まれます。
もともとは左官のシゴトだったから、そのなごりということなのでしょうか??


採点が終わった台は、無惨にも壊して終了です。。。
5時間もかけて塗ったのにicon09 なんか寂しい。


あとは9月2日に学科試験があります。







 

イベント出展

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昨日と一昨日の2日間、サマービックフェアというイベントに
ハマニのリフォーム部が出展してきました。



弊社のテーブルはやっぱり左官がメイン!!

このイベントは建材屋が企画して工務店などが出資して合同で行う展示会です。




催し物もお笑い芸人が来たり、講習会があったり盛りだくさんなのですが、
その中でなぜか急遽私がケーキを作ることに!!



包丁でスポンジや果物を切ったり、生クリームを重ねたり、ヘラで塗り丸めたり・・・。
なんとなく左官に近いと思いながらも、けっこう真剣に。
お菓子作りは初めてでしたが、楽しかったです。
案外はまるかも!?




 

左官技能士の練習

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今月30日に左官技能士の実地試験があります。

技能士とは職業能力開発促進法に基づいて行われる検定で、国家資格です。
建設業や製造業のいわゆる職人と呼ばれる職種のほとんどのものにあります。
1級~3級まであり、実地と学科の試験があります。

最近は大手のゼネコンの仕事などをするときは、作業員名簿などを提出することが多く、
技能士の資格も必要になる場合があります。


そして、左官技能士の実地試験とは何をやるかというと・・・。



こんな形のものを鏝で塗って、指定の寸法に仕上げていきます。
これは2級の試験課題で、下塗りの土の状態です。

私も今回1級を受けるので、若い衆と一緒に練習です。
現場仕事を終えて夜遅くまで・・・みんなご苦労様ですm(_ _)m






 

お蔵の修復

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お蔵の改修工事が始まりました。

少しづつですが記録に残しておこうと思います。

内部と外部の両方施工しますが、
まずは内部から開始です。

最初はこんなかんじで荒壁が塗ってあります。



埃をはらって、貫板のところに中塗り土を塗ってパームを伏せ込みます。
貫と土の吸水率が違い、その取合のところでひび割れしやすいので、
この作業を行います。





次に中塗りを行います。
中塗り土とふるい砂と藁スサを入れて練ります。



中塗り作業風景です。





この後しばらく乾かします。。。




 

どろこん工場

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今日、雨の中ダンプに乗って愛知県豊田市にある「どろこん工場」に行ってきました。

どろこんとは土と砂とわらすさをミキサーで混ぜ合わせたもののことで、
それを製造している会社や工場を「どろこん工場」と呼んでいます。

ここの土はとても固く締まるとか・・・?
荒壁土(あらかべつち)として使用します。


工場の様子はこんな感じです




混ぜ合わせて数ヶ月から数年くらい寝かせた土を
ミキサーに入れて練ってくれます。




するとミキサーの下からどろどろの土が・・・。
グレー色になっているのは発酵しているからだと思います。
ドブのくさい臭いですが、この臭いがする土でないとだめなのですicon32




その土ををダンプに入れてくれます
高速道路でポタポタ落ちて迷惑かけないように、
ブルーシートでしっかり養生しました





知らない人がみればただの臭い土なんですが、
僕にとっては宝物
にこにこで帰路に着きました(^_^)v


 

巣立ち

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今年は家の庭にに「ヒヨドリ」が巣を作りました。



今日、ようやく巣立ちです!
かわいいのでおもわず写真を撮ってしまいました。

まだしっかりと飛べないので、小枝で一休みです。。。




親鳥がせっせと造った土と藁でできた荒壁土の屋根のない家は今日でおさらばです。











 

挟土秀平の壁3

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最後に訪れたところは、

富士屋「花筏」です。  ※(【はないかだ】と読むそうです。)

ここは建築家とコラボで、築100年の旧家を和菓子屋に改装したそうです。


レジの前の壁を塗ってあります。






麻の繊維を黄色に染めてたものを埋込み、
花を咲かせています。



この中は土蔵です。改装した店舗からつながっています。
談話室として使用しているようです。


斬新なデザインが、暗く閉ざされた土蔵のイメージを一新しています。
いたるところで高度な技術が垣間見ることができます。
どうして土でこんな表情をつくれるのでしょうか・・・?



トイレですが、壁は普通の漆喰押えです。
床はモルタルに色を付けてタタキ風に仕上げています。

が、実はこのなんでもないシンプルな仕事こそ、
技術力の有無がはっきりと分かります。
とても丁寧な仕事で驚きです。






挟土秀平の壁を見ていると、
心が和み、落ち着きます。
まるで好きな絵画を見ているようです。
でも絵ではありません・・・。
これが彼がが取り憑かれた土の魅力なのでしょうか?
それともごくあたりまえの自然を素直に表現しただけとでも言うのでしょうか??



また、さらに左官の奥深さと難しさとおもしろさを知りました。