2011年02月28日17:00
鏝の販売
カテゴリー │鏝
先日、鏝の販売会に行ってきました。
場所は御前崎の左官屋「松本工業」さんの事務所でした。
あまりなじみのない方がほとんどだと思いますが、
鏝にもメーカーがあり、形状や質が全く違います。
なので、自分にあった鏝のメーカーや形状などを早く知ることは、
上達の近道であることは間違いないと思います。
(スポーツでいうと、スキーやゴルフなどのようなものです。)
現在鏝を作っているところは、日本のほとんどが兵庫県三木市だそうです。
そして、そのなかでもこだわりのある優れたの鏝メーカーさんたちが
静岡県に来てくれたのです。とても嬉しいことです
現在、鏝を作る職人さんがどんどん減っているようです。
鏝がなければ左官仕事ができなくなってしまいます
このような機会が全国で増えると、
鏝屋さんが喜ぶだけでなく、
左官職人の技術の向上にもなるかもしれませんし、
お施主様にとっても良いことですよね。
まさに一石三鳥!
場所は御前崎の左官屋「松本工業」さんの事務所でした。
あまりなじみのない方がほとんどだと思いますが、
鏝にもメーカーがあり、形状や質が全く違います。
なので、自分にあった鏝のメーカーや形状などを早く知ることは、
上達の近道であることは間違いないと思います。
(スポーツでいうと、スキーやゴルフなどのようなものです。)
現在鏝を作っているところは、日本のほとんどが兵庫県三木市だそうです。
そして、そのなかでもこだわりのある優れたの鏝メーカーさんたちが
静岡県に来てくれたのです。とても嬉しいことです
現在、鏝を作る職人さんがどんどん減っているようです。
鏝がなければ左官仕事ができなくなってしまいます
このような機会が全国で増えると、
鏝屋さんが喜ぶだけでなく、
左官職人の技術の向上にもなるかもしれませんし、
お施主様にとっても良いことですよね。
まさに一石三鳥!
2011年02月26日18:48
この壁は「櫛引き(くしびき)仕上げ」といいます。
※一般的には横に引きます。
材料は樹脂系の外壁材で特に多く施工します。
でも、この櫛引が意外と難敵。
数ある模様出し仕上げの中でも
お施主さん、設計屋さんとの念入りな事前打合せが
必要だと思っています。
理由は、櫛引きの中にも種類(施工方法)があるからです。
A.まず櫛の引き方には最低3つはあります。
①定規を当てて櫛を引く方法
②糸を貼って櫛を引く方法
③フリーハンドで櫛を引く方法
B.次に横長の壁(一般的に2m以上)の場合は、
必ずどこかで櫛を2回以上に分けて引きます。
一回では端から端まで届かないからです。
そして、そのときの継ぎ目を・・・
①スッと抜いてスッと櫛を入れる。
できるだけ継ぎ目を目立たないようにする。
②櫛を一度ぐっと止めてから抜き、同じ位置からぐっと櫛を入れる。
継ぎ目がレンガの目地のように縦に入ります。
C.また、その継ぎ目と継ぎ目の間隔を・・・
①ランダムになるようにする。
②レンガのように交互になるようにする。
D.また、その長さを・・・
①腕が届く範囲でできるだけ長くする
肩を支点に動かすので、フリーハンドで引くと右下がりの櫛引になりやすい。
②短くする。
遠くから見ると真っ直ぐ引いているように見えるが、
継ぎ目が多すぎるとくどくなる。
E.そして櫛の種類もいくつかあります。
①先が鋭角の金ゴテの櫛
②先が鈍角の金ゴテの櫛
③先が四角の金ゴテの櫛
④プラスチックの櫛
F.最後に、塗り厚さによって
①厚く塗って、櫛を引いたときに少し材料が垂れるように引く
ボリューム感がでる。
②薄く塗って、あっさりと仕上げる。
AからFまでの条件が考えられます。
したがって、どんな「櫛引き仕上げ」がよいか
我々左官屋がちゃんと説明しないといけませんが、
やっぱり口で説明しても分かりにくいので、
実際塗るときに立ち合ってもらうのが最良です
櫛引き
カテゴリー │外壁
この壁は「櫛引き(くしびき)仕上げ」といいます。
※一般的には横に引きます。
材料は樹脂系の外壁材で特に多く施工します。
でも、この櫛引が意外と難敵。
数ある模様出し仕上げの中でも
お施主さん、設計屋さんとの念入りな事前打合せが
必要だと思っています。
理由は、櫛引きの中にも種類(施工方法)があるからです。
A.まず櫛の引き方には最低3つはあります。
①定規を当てて櫛を引く方法
②糸を貼って櫛を引く方法
③フリーハンドで櫛を引く方法
B.次に横長の壁(一般的に2m以上)の場合は、
必ずどこかで櫛を2回以上に分けて引きます。
一回では端から端まで届かないからです。
そして、そのときの継ぎ目を・・・
①スッと抜いてスッと櫛を入れる。
できるだけ継ぎ目を目立たないようにする。
②櫛を一度ぐっと止めてから抜き、同じ位置からぐっと櫛を入れる。
継ぎ目がレンガの目地のように縦に入ります。
C.また、その継ぎ目と継ぎ目の間隔を・・・
①ランダムになるようにする。
②レンガのように交互になるようにする。
D.また、その長さを・・・
①腕が届く範囲でできるだけ長くする
肩を支点に動かすので、フリーハンドで引くと右下がりの櫛引になりやすい。
②短くする。
遠くから見ると真っ直ぐ引いているように見えるが、
継ぎ目が多すぎるとくどくなる。
E.そして櫛の種類もいくつかあります。
①先が鋭角の金ゴテの櫛
②先が鈍角の金ゴテの櫛
③先が四角の金ゴテの櫛
④プラスチックの櫛
F.最後に、塗り厚さによって
①厚く塗って、櫛を引いたときに少し材料が垂れるように引く
ボリューム感がでる。
②薄く塗って、あっさりと仕上げる。
AからFまでの条件が考えられます。
したがって、どんな「櫛引き仕上げ」がよいか
我々左官屋がちゃんと説明しないといけませんが、
やっぱり口で説明しても分かりにくいので、
実際塗るときに立ち合ってもらうのが最良です
2011年02月23日10:49
土佐漆喰鎧壁仕上
カテゴリー │漆喰
最近、住宅の外壁に「土佐漆喰鎧壁金ゴテ仕上げ」の
左官工事を行いました。
お気に入りにもありますが、柊設計事務所さん設計の現場です。
土佐漆喰とは、「消石灰」と「わらスサ」を混ぜ合わせて
「わらスサ」を発酵させた材料です。
普通の「漆喰」は「糊」を入れるのですが、土佐漆喰は入りません。
色は少し黄色味を帯びているのですが、時間が経つにつれて白っぽくなってきます。
また、「鎧壁」とは段々になっている壁のことです。
施工方法は、モルタルでの中塗り後、
「はんだ中塗り」
「砂漆喰塗り」
「鎧見切り立て」
「砂漆喰中塗り」
「土佐漆喰金ゴテ仕上げ」
「ノロ掛け」
という順番に施工しました。
案外手間がかかります。。
左官冥利につきるお仕事です
3月末にオープンハウス開催するそうですよ!
左官工事を行いました。
お気に入りにもありますが、柊設計事務所さん設計の現場です。
土佐漆喰とは、「消石灰」と「わらスサ」を混ぜ合わせて
「わらスサ」を発酵させた材料です。
普通の「漆喰」は「糊」を入れるのですが、土佐漆喰は入りません。
色は少し黄色味を帯びているのですが、時間が経つにつれて白っぽくなってきます。
また、「鎧壁」とは段々になっている壁のことです。
施工方法は、モルタルでの中塗り後、
「はんだ中塗り」
「砂漆喰塗り」
「鎧見切り立て」
「砂漆喰中塗り」
「土佐漆喰金ゴテ仕上げ」
「ノロ掛け」
という順番に施工しました。
案外手間がかかります。。
左官冥利につきるお仕事です
3月末にオープンハウス開催するそうですよ!