鏝の販売

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先日、鏝の販売会に行ってきました。
場所は御前崎の左官屋「松本工業」さんの事務所でした。

あまりなじみのない方がほとんどだと思いますが、
鏝にもメーカーがあり、形状や質が全く違います。
なので、自分にあった鏝のメーカーや形状などを早く知ることは、
上達の近道であることは間違いないと思います。
(スポーツでいうと、スキーやゴルフなどのようなものです。)

現在鏝を作っているところは、日本のほとんどが兵庫県三木市だそうです。
そして、そのなかでもこだわりのある優れたの鏝メーカーさんたちが
静岡県に来てくれたのです。とても嬉しいことですニコニコ

現在、鏝を作る職人さんがどんどん減っているようです。
鏝がなければ左官仕事ができなくなってしまいます汗

このような機会が全国で増えると、
鏝屋さんが喜ぶだけでなく、
左官職人の技術の向上にもなるかもしれませんし、
お施主様にとっても良いことですよね。
まさに一石三鳥!グッド









 

櫛引き

カテゴリー │外壁




この壁は「櫛引き(くしびき)仕上げ」といいます。
※一般的には横に引きます。
材料は樹脂系の外壁材で特に多く施工します。

でも、この櫛引が意外と難敵。
数ある模様出し仕上げの中でも
お施主さん、設計屋さんとの念入りな事前打合せが
必要だと思っています。

理由は、櫛引きの中にも種類(施工方法)があるからです。

A.まず櫛の引き方には最低3つはあります。
①定規を当てて櫛を引く方法
②糸を貼って櫛を引く方法
③フリーハンドで櫛を引く方法

B.次に横長の壁(一般的に2m以上)の場合は、
必ずどこかで櫛を2回以上に分けて引きます。
一回では端から端まで届かないからです。
そして、そのときの継ぎ目を・・・
①スッと抜いてスッと櫛を入れる。
  できるだけ継ぎ目を目立たないようにする。
②櫛を一度ぐっと止めてから抜き、同じ位置からぐっと櫛を入れる。
  継ぎ目がレンガの目地のように縦に入ります。

C.また、その継ぎ目と継ぎ目の間隔を・・・
①ランダムになるようにする。
②レンガのように交互になるようにする。

D.また、その長さを・・・
①腕が届く範囲でできるだけ長くする
  肩を支点に動かすので、フリーハンドで引くと右下がりの櫛引になりやすい。
②短くする。
  遠くから見ると真っ直ぐ引いているように見えるが、
  継ぎ目が多すぎるとくどくなる。

E.そして櫛の種類もいくつかあります。
①先が鋭角の金ゴテの櫛
②先が鈍角の金ゴテの櫛
③先が四角の金ゴテの櫛
④プラスチックの櫛

F.最後に、塗り厚さによって
①厚く塗って、櫛を引いたときに少し材料が垂れるように引く
  ボリューム感がでる。
②薄く塗って、あっさりと仕上げる。


AからFまでの条件が考えられます。
したがって、どんな「櫛引き仕上げ」がよいか
我々左官屋がちゃんと説明しないといけませんが、
やっぱり口で説明しても分かりにくいので、
実際塗るときに立ち合ってもらうのが最良です力こぶ









 

土佐漆喰鎧壁仕上

カテゴリー │漆喰

最近、住宅の外壁に「土佐漆喰鎧壁金ゴテ仕上げ」の
左官工事を行いました。


お気に入りにもありますが、柊設計事務所さん設計の現場です。

土佐漆喰とは、「消石灰」と「わらスサ」を混ぜ合わせて
わらスサ」を発酵させた材料です。
普通の「漆喰」は「」を入れるのですが、土佐漆喰は入りません。
色は少し黄色味を帯びているのですが、時間が経つにつれて白っぽくなってきます。

また、「鎧壁」とは段々になっている壁のことです。

施工方法は、モルタルでの中塗り後、
「はんだ中塗り」
「砂漆喰塗り」
「鎧見切り立て」
「砂漆喰中塗り」
「土佐漆喰金ゴテ仕上げ」
「ノロ掛け」
という順番に施工しました。
案外手間がかかります。。







左官冥利につきるお仕事ですおすまし

3月末にオープンハウス開催するそうですよ!



 

左官シール

カテゴリー │■その他

左官のシールをゲットしましたパンチ

思わず携帯に貼ってみました。


こんな感じで携帯でしゃべっている人がいたら私です。
お気軽にお声掛け下さいニコニコ


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