日左連青年部定期総会福岡大会5

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日左連青年部定期総会シリーズもあともう少しです。

総会後に、記念講演がありました。
講師は、左技士「挟土秀平」さんで、
自由な左官」と題して講演されました。
(それこそ、本日NHKラジオで出演された方ですおすまし
日左連青年部定期総会福岡大会5

内容は、
これまでの業績をスライドを交えて紹介していきながら、
彼自身の左官の考え方を話していきました。

その中で興味深かったことは、
左官は塗り壁だけでなく、「湿式の象徴」だということ。
つまり石積みをすること、タイルを貼ること、
木を植えること、植物を育てること、庭を造ることなど・・・、
水に関わることははすべて「左官」と考えてもよいのではないか?
湿式の工事はすべてひっくるめて「総合左官業」と呼んでもよいのではないか?
ということでした。

また、近年メディアが左官業界に注目したのは、
施工方法、考え方、表現方法、が各地方によって異なり、
そこにはまるで一国一城の武将のような、
にとんでもない左官名人がいて、
情報交換もせず、戦国乱世のような感じがおもしろかったのでは
ということでした。
つまり、その他の建設業種は全国統一のやり方になっているにも
かかわらず、そうなっていないのは左官だけだということです。

従ってこれからも左官は、各地方で土も砂も水も異なるため、
それぞれの風土に合った施工方法を独自に考えていくことが
大切なのではないかと言うことをおっしゃっていました。

挟土さんの講演はメッセージ性があり、
分かりやすく端的なフレーズが魅力です。
これからの左官業界をさらに引っ張っていく方であることは
誰もが疑う余地はないのではないでしょうか?




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