昔の泥大津壁

カテゴリー │その他

お客さんの家の訪れたとき、
来月解体する離れの内部を見させてもらいました。
築年数40年くらいというところでしょうか。

昔の泥大津壁

内部は「泥大津壁」で仕上げてありました。
漆喰」+「色土」を混ぜて塗る左官の工法の一つです。
今のように、「ビニールクロス」や「樹脂系の左官材料」のない時代ですので、
廊下や階段場では壁に手や体が触れやすい場所には
強度のあるこの壁を昔は普通の民家でもよく塗っていたそうです。

よく見ると所々に何かにぶつけた跡や爪で傷を付けた線の跡が見えます。
きっと何十年も小さな子供達が壁をべたべた触りながら
この階段をドタバタ上り下りしたんでしょうね。

この壁をじっとみつめていると、
昔の生活をいろいろと想像してしまいますicon06





同じカテゴリー(その他)の記事
昔のこたつ?
昔のこたつ?(2010-07-20 12:12)

左官技能士実技試験
左官技能士実技試験(2010-07-08 18:25)

うなぎの千草
うなぎの千草(2010-06-29 18:18)

見本
見本(2010-02-09 17:00)

塗り壁のカビ
塗り壁のカビ(2009-09-05 08:52)

現代風糊さし仕上げ
現代風糊さし仕上げ(2009-07-07 20:29)


 
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
昔の泥大津壁
    コメント(0)