アインシュタインの眼

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左官のTV番組の案内です。

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アインシュタインの眼「土壁は生きている~伝統建築を支える秘密~」
9月4日(火)午後10:00~10:45 BShi
日本の風土が育んだ伝統工法“土壁”。
夏は涼しく冬は暖かく、部屋の湿度を一定に保ち、
耐火性に優れているという優れもの。
土壁に隠された“驚異の世界”を探る。


このアインシュタインの眼という番組は、最新の高性能カメラを駆使して、
身近にある「モノ」や「できごと」の世界を多角的に撮影し、
「現代のブラックボックス」を探検するというものだそうです。

出演(コメンテーター?)は左官職人代表で、
京都の佐藤ひろゆきさんと聞いています。
経験と勘がたよりの左官を科学的に検証する、
今までの左官番組にはない貴重な番組になるのではと密かに期待しています。。。
(BShiが見れない人は・・・icon07



 

第1回光る泥だんご大会表彰式

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以前ブログでも紹介した光る泥だんご大会の続きです。
その表彰式が、8/19常滑の土・どろんこ館で行われました。
(私は輪島の土蔵修復活動に行っていたため不参加でした。)

その様子と、入賞した泥だんごがここで紹介されています。
http://www.inax.co.jp/ilm/diary/040_diary/001071.html
そして、なんと初めて作ったという私の妻と娘がつくった泥だんごも賞を頂いてしまいました!(No.2)
なんかくやしい・・・。
それにしても、その他入賞した泥だんご、どれもこれも見事です。
最優秀賞のは荒々しいテクスチャーとブルー&イエローの配色とバランスが素敵です。小学1年生が作ったなんて信じられないです。
また、個人的にはNo.62が好きです。所々にある黒い斑点の出し方が実は難しいんですが、計算されてのものなんでしょうか?
No.76のスイカっぽいのもいいですね。
アイデア次第でとても魅力的な泥だんごが出来るということを改めて知りました。



・・・そして数日後、
INAXから泥だんごをケース付きで表彰状と共に郵送されてきました。

ケースに入った泥だんご、なんとなく高級感が出ますね。
とてもよい記念になります。
INAXさんありがとうございましたm(_ _)m


時期は未定ですがどうやら第2回もあるらしいですよ~。






 

サバ土

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サバ土は外構や造園工事などで埋土としてよく使用しているのでメジャーな土です。
感じとしては風化した白い砂利の混じった粘性のある土です。
左官では三和土(たたき)の材料としても多く使用されていたようです。
ですが、このサバ土はどうやら遠州三河地方の呼び名のようです。
西日本では真土(まさ又はまさど)、京都では深草砂利(ふかくさじゃり)と呼ぶんだそうです。
もちろんそれぞれ土の性質は異なるのでしょうが、サバ土が全国共通でなかったのがショック!!

<参考文献>「左官礼賛」 小林澄夫 石風社


 

珪藻土の泥だんご

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市販の珪藻土建材は光るのか?と思い、早速作ってみました。



エコクイーン<日本ケイソウド建材>NSR-6  石灰系珪藻土



リターナブルパウダー<サメジマコーポレーション>RP-1  粘土系珪藻土

結果
・石灰クリームほどではありませんが、少し光りました。
・市販の珪藻土は骨材が入っているため、磨くときにそれが潰れて模様になりました。
・のりが入っていませんので、水引が早くドライアウトっぽくなったところは白く模様になりました。
・どちらかというと粘土系より石灰系の珪藻土の方が光りました。
・市販の珪藻土でもおだやかな素敵な色具合になりました。




石灰クリーム泥だんご(真ん中)と3ショット




 

土系舗装材

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土系舗装材の紹介です。



「楽土(らくど)」<陽光物産>という商品です。



袋入りの"固化剤入りの土"を均して、
水をかけるだけで固まるという施工方法がとても簡単な材料です。
類似品も多くありますが、それら中でも固い(セメントが入っている?)、
透水性の機能が高い(骨材が少し大きい)ということのようです。

写真は施工直後のものですが、乾燥すると色も落ちついて、
黄色すぎず、茶色すぎずという
土そのものの色になります。

この商品のメリットは防草対策になる。
コンクリートに比べて柔らかく暖かみがある。

ただし、乗用車のような重量物が乗るような
駐車場には使用できません。

・花壇、庭、土手などの草を生やしたくないところ
・歩道、アプローチ
には最適の商品です。






 

左官教室

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残念なお知らせです。



左官の唯一の月刊誌で「左官教室」という本が9月で休刊されることになったようです。
51年間(615号)も続いたということなのに非常に残念です。

コンフォルトやチルチンびとが一般向けなのに対し、
この左官教室は実務的な左官屋向けの雑誌です。
ですが、とても内容的にどこか心があって暖かい雑誌でした。

また、この編集長で40年以上も続けられた「小林澄夫」さんという方がいるのですが、
実は私の地元、浜松市浜北区出身の方なんです。
(中瀬小学校→浜北北部中学校→浜名高校→明治大学)

・・・とにかく残念です。


 

輪島の土蔵修復活動

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このブログのお気に入りにもありますが、
「輪島の土蔵修復活動」
http://wajimareno.exblog.jp/
に先週の土日に行ってきましたので簡単にレポートします。

最初に輪島の地震の被災地としての印象は、
壊れた建物はすでにほとんどが取り壊されているような状態で、
一見落ち着いているような感じがしました。

私が訪れたときの参加者は
全国から集まった有名な左官職人の他、建築士会,大学生,地元の建築関係,
ボランティア団体など40人くらいでした。

作業内容は「土蔵の解体作業」「日干しレンガ造り」「木舞掻き」の3種類があり、
私は最初の2つを作業しました。

宿泊は事務局がある「あての家」というモデルルーム(県から借りているらしい)
に無償で宿泊できます。

普段は昼食や休憩時間の飲み物などは差し入れしてくれます。
近隣の方々がときたま顔を出したりして、
あたたかい目で応援してくれている感じがしました。

私が取り壊しを手伝った土蔵は江戸後期から明治初期に建造されたもので、
とても仕上がりの良いものだそうです。
どっかんどっかん大ハンマーやバールなどで荒壁を落としたのですが、
思ったよりも竹と縄が土に絡んでいて、土蔵の壁が強いということも肌で感じました。
これを骨組み状態にして、3年~5年ほどかけて再生するそうです。
再生する土蔵が何棟あるか聞きそびれてしまいましたが、
取り壊したものだけで10棟ほどあるとか・・・。


↑荒壁を落とした状態


↑日干しレンガの作業状況

タイミングよく24時間TVにも8/19の昼に全国放送されたとか。。。
私は写りませんでしたが(^^)、
マスコミなどにも積極的にアピールしているんですね。

まだまだ、ボランティアの数が足りないようですので、
興味のある方はぜひ参加してみてはいかがですか?

<参考>
浜松から輪島までの距離は460㎞
高速道路料金はETC深夜割引を使って片道5,000円




 

挟土秀平の講習会

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講習会お知らせです。
左官の興味ある方にはとてもよい講習会だと思います。

挟土秀平さんの技術、土壁の良さをじかに見てみたい方はお勧めですよ。

申し込み等の詳細は富沢建材のHPにあります。↓
http://www.tomizawakenzai.com/new.html





 

今日の泥だんご

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1日のシゴトを終えて、
5日ぶりに光る泥だんごを作ってみました。
できたてほやほやです。
1色だけなのに模様が出来ました。
下地の状態がよくなかったのでしょうか?
でも、これはこれで綺麗です。
本当の壁だったら、ムラばっかりかも・・・!?icon07




 

お蔵の修復2

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7/13に紹介したお蔵の修復ですが、現在順調に進んでいます。

外壁の漆喰を全部剥がした状態です。
羊の毛をバリカンで刈ったみたい!?
思ったよりも中塗り土の状態が良かったので安心しました。


その次に、水切りの欠けたところを修復します。
竹を割ってくしをつくったり、並べて編んだりします。


そして、水切りの下端に定規を交います。



特に詳細の図面などはないのですが、職人さんの頭の中にあるものを
経験とカンにもとづきながら、自然の材料を組み合わせて作っていく技術がとてもすばらしいです。


 

第1回光るどろだんご大会!

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先日、常滑の土・どろんこ館で開催された「第1回光るどろだんご大会!」に行ってきました。
詳細は↓
http://www.inax.co.jp/culture/event/070_clayworks/001035.html

日頃の練習の成果が上手く出せず、
色つけのタイミングを間違えたのか、ムラになってしまいました。

でも思ったよりも光ってくれたので自己採点で60点というところでしょうか?



今月19日には久住章さんの息子で、久住有生さんがみんなの泥だんごを講評してくれます。
(この土・どろんこ館の施工をした人。情熱大陸にも出て話題の若手左官屋です。)
私は他の用事と重なってしまいどうしても参加できなくて残念ですが、
左官に興味ある人はおもしろい話が聞けるかも!?

さらに、数年後にはここで「光る泥だんご世界大会」を企画しているとか!!
もっと修行を積まねば。。。