2015年08月24日10:45
モルタルの亀裂≫
カテゴリー │モルタル、コンクリート
左官の塗り壁や土間の仕上げ後によくあることなのですが、
(よくあってはいけないのですが。。)
亀裂が発生するときがあります。
今回はこのようなスロープ工事の依頼があり、
コンクリート部分にモルタルを塗って刷毛引きで仕上げました。
数日後、、よく見ると下のような亀裂(クラック)が入っていました
このような場合、失敗は繰り返してはいけませんので、
やはり原因を特定しなければなりませんが、一つだけではありません。
A.考えられる要因は、
1.気温が高くモルタルの乾燥が速すぎた
2.直射日光が当たってモルタルの乾燥が速すぎた
3.下地のコンクリートが熱かった。又は乾燥していたために、モルタルの乾燥が速すぎた
4.モルタル(砂+セメント+水)の配合でセメントが多かった
5.モルタルの配合で水が多かった(柔らかすぎた)
6.砂の粒度バランスの問題
などがあります。
B.亀裂の発生リスクを抑える対応策としては、
・1~3の急激な乾燥対策には、下地のコンクリートに給水調整剤といわれるシーラーを塗布する。
・モルタルの中に乾燥を遅くする混和材を混ぜる。
・規定の配合にする。
・素材(砂)の検討
C.この後の亀裂の補修方法については、
モルタルが浮いている場合は(亀裂の周りを叩いて確認)
・亀裂部分からエポキシ樹脂を注入して浮きを止めてから、
亀裂部分をモルタル補修
・モルタルをハツリで全体をとってから、再度モルタルで仕上げる
モルタルが浮いていない場合は、
・亀裂部分をVカットして亀裂部を大きくしてそこにモルタルで補修する
・そのあと全面にモルタル薄塗り補修材を塗る。
それにしても工場で作られた製品ではなく、現場で作るものですので、
やっぱり左官は難しいですね。。。
(よくあってはいけないのですが。。)
亀裂が発生するときがあります。
今回はこのようなスロープ工事の依頼があり、
コンクリート部分にモルタルを塗って刷毛引きで仕上げました。
数日後、、よく見ると下のような亀裂(クラック)が入っていました
このような場合、失敗は繰り返してはいけませんので、
やはり原因を特定しなければなりませんが、一つだけではありません。
A.考えられる要因は、
1.気温が高くモルタルの乾燥が速すぎた
2.直射日光が当たってモルタルの乾燥が速すぎた
3.下地のコンクリートが熱かった。又は乾燥していたために、モルタルの乾燥が速すぎた
4.モルタル(砂+セメント+水)の配合でセメントが多かった
5.モルタルの配合で水が多かった(柔らかすぎた)
6.砂の粒度バランスの問題
などがあります。
B.亀裂の発生リスクを抑える対応策としては、
・1~3の急激な乾燥対策には、下地のコンクリートに給水調整剤といわれるシーラーを塗布する。
・モルタルの中に乾燥を遅くする混和材を混ぜる。
・規定の配合にする。
・素材(砂)の検討
C.この後の亀裂の補修方法については、
モルタルが浮いている場合は(亀裂の周りを叩いて確認)
・亀裂部分からエポキシ樹脂を注入して浮きを止めてから、
亀裂部分をモルタル補修
・モルタルをハツリで全体をとってから、再度モルタルで仕上げる
モルタルが浮いていない場合は、
・亀裂部分をVカットして亀裂部を大きくしてそこにモルタルで補修する
・そのあと全面にモルタル薄塗り補修材を塗る。
それにしても工場で作られた製品ではなく、現場で作るものですので、
やっぱり左官は難しいですね。。。