輪島の土蔵修復活動

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このブログのお気に入りにもありますが、
「輪島の土蔵修復活動」
http://wajimareno.exblog.jp/
に先週の土日に行ってきましたので簡単にレポートします。

最初に輪島の地震の被災地としての印象は、
壊れた建物はすでにほとんどが取り壊されているような状態で、
一見落ち着いているような感じがしました。

私が訪れたときの参加者は
全国から集まった有名な左官職人の他、建築士会,大学生,地元の建築関係,
ボランティア団体など40人くらいでした。

作業内容は「土蔵の解体作業」「日干しレンガ造り」「木舞掻き」の3種類があり、
私は最初の2つを作業しました。

宿泊は事務局がある「あての家」というモデルルーム(県から借りているらしい)
に無償で宿泊できます。

普段は昼食や休憩時間の飲み物などは差し入れしてくれます。
近隣の方々がときたま顔を出したりして、
あたたかい目で応援してくれている感じがしました。

私が取り壊しを手伝った土蔵は江戸後期から明治初期に建造されたもので、
とても仕上がりの良いものだそうです。
どっかんどっかん大ハンマーやバールなどで荒壁を落としたのですが、
思ったよりも竹と縄が土に絡んでいて、土蔵の壁が強いということも肌で感じました。
これを骨組み状態にして、3年~5年ほどかけて再生するそうです。
再生する土蔵が何棟あるか聞きそびれてしまいましたが、
取り壊したものだけで10棟ほどあるとか・・・。

輪島の土蔵修復活動
↑荒壁を落とした状態

輪島の土蔵修復活動
↑日干しレンガの作業状況

タイミングよく24時間TVにも8/19の昼に全国放送されたとか。。。
私は写りませんでしたが(^^)、
マスコミなどにも積極的にアピールしているんですね。

まだまだ、ボランティアの数が足りないようですので、
興味のある方はぜひ参加してみてはいかがですか?

<参考>
浜松から輪島までの距離は460㎞
高速道路料金はETC深夜割引を使って片道5,000円

輪島の土蔵修復活動


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この記事へのコメント
ご苦労様です。

暑い中、たいへんだったと思います。
気持ちが、現地の人達に伝われば良いですネ。

頭がさがります。

PS:葵の御紋がついている蔵だったんですネ。
Posted by 原田 at 2007年08月22日 17:16
お疲れ様です。

最近はすぐに新しいものへ目がいってしまいますが、古いものをお金や時間をかけて修復する価値をいろんな人に伝えるチャンスだと思います。

ガッツポーズがキマッテマス。
Posted by カタヤマ at 2007年08月22日 17:43
いつもコメントありがとうございます。
暑かったんですが、体中に溜まったアルコールなどの悪い毒素やストレスなど、一気に汗と一緒に流れてしまった感じです。。。
「新しいもの=良いもの」とは必ずしもいえないということがよく分かりました。
Posted by カワイ at 2007年08月22日 19:43
お疲れさまです!
土壁の強さ、古き良きものを目の当たりに
した2日間でしたね。
3枚目の写真、ばっちり撮れてて
よかったです♪
Posted by a.ishii at 2007年08月22日 23:33
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    コメント(4)