2009年07月23日19:57

この写真は「三和土(たたき)」という左官の仕上げです。
三和土とは「土」「石灰」「にがり」の3種類を混ぜて
叩く仕上げ方法です。
昔の建物でセメントがない時代はこの工法で土間を固めていました。

去る7月19日に浜北左官業組合主催で、左官の講習会を行いました。

講師は「木野さん」です。なんと84歳だとか
土蔵の仕事を数多く手掛けられた方です。

三和土の材料になる「山土」です。
普通に畑にあるような土です。

それに強度を高めるための「砂利」を混ぜます。

天然の「にがり」です。
にがりとは海水の塩分を除いた残りのことです。
豆腐を固めたり、アクを抜いたりするときに使いますよね

それに「石灰」を混ぜて練り合わせます。
ぼそぼそ程度で水を余り入れすぎないようにするのがポイントです。

練りがった材料を均して叩きます

そして化粧の砂利をパラパラ撒きます。

スポンジで表面のノロを取ると綺麗な土の表情になります。

これで完成です。
手間はかかりますが、
どこにでもある自然の材料で仕上げるのはすばらしいです。
安全ですし、なにしろ風合いがよいですね
三和土について≫
カテゴリー │三和土

この写真は「三和土(たたき)」という左官の仕上げです。
三和土とは「土」「石灰」「にがり」の3種類を混ぜて
叩く仕上げ方法です。
昔の建物でセメントがない時代はこの工法で土間を固めていました。

去る7月19日に浜北左官業組合主催で、左官の講習会を行いました。

講師は「木野さん」です。なんと84歳だとか

土蔵の仕事を数多く手掛けられた方です。

三和土の材料になる「山土」です。
普通に畑にあるような土です。

それに強度を高めるための「砂利」を混ぜます。

天然の「にがり」です。
にがりとは海水の塩分を除いた残りのことです。
豆腐を固めたり、アクを抜いたりするときに使いますよね


それに「石灰」を混ぜて練り合わせます。
ぼそぼそ程度で水を余り入れすぎないようにするのがポイントです。

練りがった材料を均して叩きます


そして化粧の砂利をパラパラ撒きます。

スポンジで表面のノロを取ると綺麗な土の表情になります。

これで完成です。
手間はかかりますが、
どこにでもある自然の材料で仕上げるのはすばらしいです。
安全ですし、なにしろ風合いがよいですね

この記事へのコメント
すばらしい!
こんなにナチュラルに仕上がるんですか- すごいっすね!
これは使ってみたい工法ですよね-
ところで 外部には無理ですかね??
こんなにナチュラルに仕上がるんですか- すごいっすね!
これは使ってみたい工法ですよね-
ところで 外部には無理ですかね??
Posted by TONO
at 2009年07月27日 21:17

三和土は外構のアプローチにも使ったりできますよ。
先日も浜松の左官仲間が施工していました。(面積が大きいのでプレートランマで叩いたとか・・・。)
でも、セメント系に比べると強度が弱く風化しやすいので、注意が必要です。。
やっぱり、自然素材だけでの仕上げってナチュラル感がいいですよね♪
先日も浜松の左官仲間が施工していました。(面積が大きいのでプレートランマで叩いたとか・・・。)
でも、セメント系に比べると強度が弱く風化しやすいので、注意が必要です。。
やっぱり、自然素材だけでの仕上げってナチュラル感がいいですよね♪
Posted by 802 左官
at 2009年07月28日 07:43

どもっ!突然お初です!たたきの講習の写真にうちの親分もちゃっかり写ってました!(笑)左官の技術が忘れゆく世の中です!お互いに左官のルーツ!そしてこれからの左官をアピールして行けたらいいですね!やっぱ左官屋は最強でしょ!!!
Posted by 波職人 at 2009年07月28日 21:20
>波職人さん
こちらこそ初めまして。
コメントありがとうございます。
えっ!?先日の三和土の講習会に波職人さんの親方がいらっしゃったんですか??
どの人だろう・・・?
そうです。左官は最強です!!(^^)/
これからもお互い切磋琢磨して
よい仕事をしていきましょう!
こちらこそ初めまして。
コメントありがとうございます。
えっ!?先日の三和土の講習会に波職人さんの親方がいらっしゃったんですか??
どの人だろう・・・?
そうです。左官は最強です!!(^^)/
これからもお互い切磋琢磨して
よい仕事をしていきましょう!
Posted by 802 左官
at 2009年07月29日 16:27
