土蔵の木舞

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土蔵の木舞

輪島の土蔵修復活動」では、
遊休化していた(取り壊される運命にあった)地震の被害にあった
土蔵の一つをを所有者から定期借用して修復し、
パブリックスーペースとして活用するという活動も行われていますicon01

今回は、「木舞掻き(こまいかき)」を行いました。

施工の様子を順を追って紹介します。

1.まずは、竹の加工です
土蔵の木舞

2.竹をはめ込む位置に、墨出し後、ドリルで穴をあけます。
土蔵の木舞

3.横の割り竹をその穴にはめ込みます。
土蔵の木舞

4.丸竹を縦に等間隔でワラ縄で縛って行きます。
住宅の木舞では縦横共に割り竹にしますが、
土蔵では柱が太く土の厚みがとれるため丸竹を使用します。
土蔵の木舞

5.そして、竹の縦横交差する部分を全て縛ってきます。
縛り方は強度が出るように、一つ一つ特殊な縛り方をしています
土蔵の木舞


こんなかんじで、「木舞掻き」の作業の流れは進んでいきます。。。



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この記事へのコメント
丸竹の木舞は初めて見ましたね~
なかなか、丈夫そうです!

竹木舞壁は、構造的にバネのような粘りがあってイイですね!、 木造伝統工法によく合います

粘り強い建物には、うってつけですね!
Posted by rebox at 2008年08月25日 16:38
>reboxさん
丸竹の木舞は重厚感もありますよね。
粘りのある木舞も構造的に、
土や縄や縛り方で壁の強度が全く変わってきます。
ただ、壁を強くするという考えだけでなく、
温故知新的な考え方で、先人達が考え出した奥深い伝統工法を、
いかに私たちがさらに進化させていくのか?
といような考えも持っていきたいものです。。。
Posted by 802 左官802 左官 at 2008年08月26日 20:53
盗撮は・・・犯罪です。
ショックです・・・・・・・・・・。(笑)
by FUNKY802
Posted by ファンキー at 2008年08月28日 19:15
ようこそFUNKY802さん!
802ブログに初登場おめでとうございます(^o^)
それにしても凛々しい顔されてますね~。
Posted by 802 左官802 左官 at 2008年08月28日 20:58
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    コメント(4)