左官壁の機能について2
それでは、左官の壁はどんな「
機能」を持っているのでしょうか?
機能といっても、「
調湿」「
臭吸」「
断熱」「
不燃」「
防音」など様々ですが、
今回は最も優れた機能と言われている「
調湿」について見てみます。
「
調湿」とは、湿度を調整するということで、湿気を吸ったり吐いたりします。
土にはもともとその機能が備わっていて、
湿度が高いとき、空中にある水蒸気を土が液体に変えて保管し、
湿気が低くなったときは、土中の液体を水蒸気にして吐き出す
という繰り返し作業をしているそうです
詳しいしくみは分かりませんが、「
土」や「
珪藻土」には
無数の小さい穴があいていて、
その穴が機能を作ってくれます。
(台所にあるスポンジは小さい穴があいていて水を吸いますが、
そんようなことのようなものでしょうか?)
ということは、当然昔の土で作った壁(荒壁)は厚みがあって、
湿気もたくさんストックできますので、
よく「
塗り厚があるほうが機能が高い」というのはそのためなのです。
では、左官のどの材料が機能的に優れているのでしょうか??
これは正直よく分かりません・・・。分からないのです・・・
つづく。
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