再:輪島の土蔵修復活動(おまけ)
3日目の午後、能登半島の先端、珠洲市に行ってきました。
目的は、幻の七輪と呼ばれる切り出し七輪の購入です。
七輪は珪藻土からできています。
珪藻土は左官材料で有名になりましたが、
その前から珠洲市では七輪などをつくる珪藻土の産地です。
しかも、普通の七輪は珪藻土を粉にしてから、練って焼くのですが、
ここの七輪は珪藻土の岩石を削って成形するという、
全国唯一の切り出し七輪を作っているところなのです。
カーナビにまかせ、せっかくなので販売店でなく工場に向かってみました。
海岸沿いにあると思っていたら、山の中にありました。
思ったより古い建物です。
中をのぞくと七輪が置いてあります。
この中に入っていくと年配の女性が3人で作っていました。
成形後の七輪です
すぐ反対側に、珪藻土の鉱山がありました。
建物の中に入るとご主人が色々と教えてくれました。
この機械に乗って穴の中に入っていき、
掘り出してくるそうです。
ここがその穴の入り口です。
ここで50年くらい掘り続けているそうです。
これは切り出してきた珪藻土のカスです。
グレー色なので珪藻土っぽくありません。
焼くとピンク色になるそうです。
最後に、丸形と四角型の七輪を購入。
なんと、市場に出回っている半額以下のお値段でお譲りしていただきました。
能登燃焼器工業のみなさん、
突然の訪問でしたが、とても親切にしていただき
本当にありがとうございました。
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