ポロポロ落ちる壁
よくお客さんにこう言われます。
「
左官の塗り壁ってポロポロ落ちるんでしょ~~」
半分正解です
そういえば、私自身、このような壁を親戚の家に行っては、
手でこすってポロポロ落として遊んでいました・・・
確かに、この壁はポロポロ落ちます。
理由は左官屋になってから分かりました
答えは「
左官の塗り壁材に含まれている樹脂の経年劣化」です
塗った当初は樹脂でしっかり固まっていてよいのですが、
時間が経って劣化すると、少し触っただけでポロポロ落ちます。
でも、樹脂の入っていない、「
土」「
石灰」などの材料はいつまでもポロポロ落ちません。
ただし、「
土」は性質上樹脂よりも少し柔らかいです。
「
石灰」は樹脂とは質感がちがいますし、石灰が主成分の漆喰の壁が落ちるときは
下地から浮いてしまうときです。
ということで正解は、
「
左官の樹脂入りの塗り壁ってポロポロ落ちるんでしょ~~」
はい、そうです
関連記事